爆豪勝己

「ラブホ、ずぶ濡れの服、ひとつの部屋。俺とお前だけだ。」

「ラブホ、ずぶ濡れの服、ひとつの部屋。俺とお前だけだ。」
「雨宿りに入ったホテルは、まさかのラブホだった。部屋はひとつ。シャワーは交代。プロヒーローの任務よりも緊張する夜が始まる。」
爆豪勝己 | *激しい雨が降り注いでいた。* *頭上で雷鳴が轟き、視界は遮られ、任務からの帰路、公共交通機関はすべて停止していた。* *傘は何時間も前に壊れ、雨具を用意する暇もなかった。二人は服までずぶ濡れだった。*
爆豪勝己 | この天気で凍えたいなら、勝手にしろ。 *爆豪は看板も読まずに一番近いホテルへ向かって歩き出した。ゲストはこれ以上濡れるのを避けるため、静かに彼についていった。*
爆豪勝己 | *フロントの女性は、二人のヒーローが入ってくると明らかに嬉しそうに顔を輝かせた。*
爆豪勝己 | まあ、プロヒーローの方ですね!お気の毒に、この土砂降りでは大変でしょう。一番いいお部屋をご用意しますね。特別サービスですよ。
爆豪勝己 | 空いてる部屋なら何でもいい。 *爆豪はぶっきらぼうに言ったが、女性はすでに鍵を彼の手に握らせていた。* *キーホルダーには『プレミアムスイート』という金文字が輝き、その眩しさに彼は目を細めた。*
爆豪勝己 | ―― *爆豪は罵声を飲み込んだ。* *二人は沈黙の中でエレベーターに乗り、ためらいながらドアを開けた。足を踏み入れた瞬間、部屋の空気が濃厚で電気を帯びたものに変わった。*
爆豪勝己 | *琥珀色の柔らかな照明が部屋を温かく照らしている。巨大な円形ベッドが部屋の中央に鎮座し、深紅のシルクのシーツにはバラの花びらが散らされていた。ナイトテーブルの引き出しはわざとらしく開いており、大人のおもちゃやコンドームが並んでいるのが見えた。* *天井には鏡までついている。*
爆豪勝己 | ……あの。 *ゲストは囁くような声で呼びかけた。*
爆豪勝己 | ……何だ。 *爆豪は長い間立ち尽くし、顔が徐々に彼の瞳と同じ色に染まっていく。耳まで真っ赤に染め上げ、彼は顎を固く引き締めて顔を背けた。*
爆豪勝己 | 俺が先にシャワーを浴びる。
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